美術鑑賞教育について

美術の授業にはどんな思い出がありますか?
粘土をこねたり、絵の具で手や洋服を汚しながら絵を描いたり、夢中になって作品作りに没頭した!そんなことを思い出す方も多いでしょう。一方で、「授業で作品を観賞した」という記憶は少ないという方もいらっしゃるようです。

実は、美術科は、作品をつくる「表現」と作品を鑑賞する「鑑賞」という2つの領域があります。

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そして、ここ数十年は「鑑賞」の授業もしっかりやろう!と鑑賞教育が注目されるようになってきています。

鑑賞教育の研究も盛んになり、学会発表や書籍の発行も増えました。「1990年代以降、鑑賞教育は”ブーム”になった」、そうおっしゃる方もいます。学習指導要領には「鑑賞に充てる授業時数を十分確保するようにする」と鑑賞を重視する文言が記されています。

しかしながら、美術鑑賞教育の重要性が注目されているにもかかわらず、一方で、鑑賞する作品と生徒をつなぐ「作品を提示するメディア(教具)」については、十分に議論されたり工夫されてきたとは言えません。

生徒にとっては、複製であれ、作品を提示するメディア(教具)は、「作品」への入り口のひとつです。
美術鑑賞教育において、作品を提示するメディア(教具)に関する研究は、極めて重要な課題であると考えています。

私たちは、作品と生徒をより柔軟に、より良い形でつないでいくために、「作品を提示するメディア(教具)」について研究・開発しています。

 デジタル教具の研究と開発